あとがき代わりの座談会




之路:―――何これ。
蒼 :何って、僕の過去篇。
之路:過去篇はともかく、なんでこんなところで終わってるの? 出てくる名前は蒼さんだけで、尚貴さんも天野さんも出てきてないし。
蒼 :出てるじゃん。
之路:……蒼さんに迫った謎な男、尚貴さん?
尚貴:人聞きの悪いことを言うな。
天野:間違ってはいないだろうが。節操ないとは思っていたが……。
尚貴:未成年に手を出したお前に言われたくないね。
蒼 :そこの似たもの同士は黙ってて。
天野:……。
尚貴:……。
之路:……似た者同士?
蒼 :ユキはあっちに構わなくていいの。
之路:――はい。
蒼 :まあ、確かに僕しか名前がはっきり出てないね。でもそれは著者の策略だよ。
天野:策略って程立派なもんじゃないだろう。求められたページ数で新作書くのは嫌だし、「陽」は書きたくないしでいろんな設定考えた末に、蒼たちの話を書いたらしいな。
尚貴:でもあいつ、話が進まないって言って逃避してたんじゃなかったのか?
天野:裏設定できてるくせに、蒼の行動が読めなかったんだと。
之路:じゃあ話ができあがらなかったのは……。
蒼 :うん?
之路:……ごめんなさい(恐)。そ、そういえば、二人の職業は具体的に出てきてないんだよね?
天野:残念ながら公務員じゃない。
之路:一部の人から「制服者の職業じゃないか?」と言われたけどよね。
尚貴:天野はいわゆるサラリーマンに入るよな。
蒼 :一応ね。で、尚貴さんは「ジャケットの着慣れない職業」。
尚貴:確かに着ない。常に私服のほうが多い。
之路:話が進めば進むほど読む人にとっては謎が深まるんじゃない?
天野:とりあえず蒼のたちの話ができたんだからいいじゃないか。
蒼 :義孝さんまだ人物として出てきてないけどね。
之路:蒼さん、下の名前で呼んでるんだ……。
蒼 :可愛い反応をするね〜。嫉妬するしてるのかな?
天野:こら、人のものにちょっかい出すんじゃない。
蒼 :けち。
天野:お前もこんなところで反応するな。どうせならもっと別な場所で俺に言ってくれ。
之路:……ばか。
尚貴:おい、他の方向に話流れてるぞ。
蒼 :そこ、いちゃつくのは後にしてよね。今は僕が主人公なの。
尚貴:今回はな。
之路:え? だって蒼さんたちの話続くんでしょ? まさか書き逃げ()
蒼 :そうしたらいろんな方向から物が飛んでくるだろうね。
天野:著者が裏設定バラしたくないために、尚貴視点で動くんだとさ。
之路:ということは、「開かれる運命の扉」はここで終わり?
尚貴:次は俺が主役だ。
之路:じゃあ蒼さんと尚貴さんの最初の出会いがあるんだ?
蒼 :そう。僕がどれだけ彼に対抗しようとしたかって話。
尚貴:それが恋人に対する言葉か?
蒼 :あれ? 違った?
尚貴:―――。
之路:ええと……。
天野:蒼たちの話は今のところ日の目を見る予定ってことだ。
蒼 :彼方さんの好意に甘えてるけどね。
尚貴:こればかりは頼りっぱなしになるな。「自主サイトは?」って質問に「更新し続ける自信がない」と答えるやつだし。
天野:身の程を知ってるというべきか?
蒼 :いろんな人に背中押されれば進む性格だしね。実際、掲示板で声をかけてくれる人々がいなかったら義孝さんサイドの話は生まれなかったって。
尚貴:俺たちも動かなかったな。
天野:この「運命」の続きが気になった人は叫んでくれ、ってことか。
之路:彼方さんも許してくれてるし?
蒼 :そういうことだね。
 



 
 ―――はっきり申しましょう。去る連休、某所にて彼方さんと出会っていなければ蒼たちはもちろん、之路たちの話は日の目を見ることがありませんでした。それなのに、こうして文章が紙に印刷されて自分以外の人の手元にあるなんて、不思議ですね。
 すばらしいきっかけを下さった沙耶さま、本当にありがとうございます。また、反響を下さった方々。皆様の反応が何よりも糧です()。これからもよろしくお願いします。
 そして読んでくださった皆様に感謝をいたします。
 
師走 氷雨の日に                            Ryan



※当時の文章そのまま載せています。




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